英検1級の勉強を始めたときのレベル
私が「英検1級を受けよう!」と決めたときの英語レベルは、過去問で6、7割取れるくらいでした。
ちょうど2023年10月ごろだったので、2023年3回の本番まで3ヶ月。
2018年3回英検で準1級を取得していたので、5年ぶりの受験です。
何度か過去問を解いてみたら、平均60%や70%取れたので、「もしかしたらいけるかも?」という気持ちで申し込みました。
1年前に一度「1級受けよう!」と思って少し頑張って勉強したのですが、その時は過去問の半分くらいしか点が取れませんでした。
そこから1年の間に少しずつ英語力が伸びていったのだと思いますが、その間していたことは、オンライン英会話のみ。
その前にボキャビルダーを使って語彙力増強はしていたので、語彙力維持のためにも毎日オンライン英会話はしていました。今(2024年現在)も続けています。(月から金まで、毎朝1時間)
3ヶ月間やったこと
本番まで3ヶ月しかなかったので、必死でした。
仕事の日は最低2時間、休みの日は最低5時間、、、という目標を立てましたが、そのころの記録を見てみると、実際は平均1日1、2時間しか勉強していませんでした。
ま、仕事しながら、家事をしながらなので、まあまあがんばったということでいっか?
英単語
使ったテキスト
パス単を買った時点で、実は私の語彙力はかなりあったので、仕上げの意味も込めてやりました。
パス単の勉強法
1日目
- 日本語を赤シートで隠す。
- 英単語を見て1秒以内に意味を思い浮かべて次へ進む。
- わからなかったり間違えた英単語には付箋を貼る。
- その日中に全ての英単語(1日目のノルマ)について、1秒以内に意味が浮かぶまで見る。
- 1日のノルマは100単語以上がおすすめ。(私は1日見開き20ページ(1ページ10単語なので、1日200単語)ほどやりました。)
2日目
- 1日目と場所も方法も同じ。(1秒で正解した単語に付箋がついていたら、付箋をはずす。間違えた単語に付箋がついていなかったら付箋を貼る。)
3日目
- 1日目、2日目にやった英単語の真ん中のページくらいからスタートする。(重複させる)
- 1日のノルマの単語数は同じ。
4日目以降
- 単語帳が終わるまで同じことを続ける。
単語帳が一通り終わったら
最初のページから繰り返します。覚えたら、付箋はどんどん外していきます。
全ての付箋が外れるまでやります、、、、、と言いたいところですが、私は全て付箋をはがす前に試験日が来てしまったので、パス単はこのような状態でした。
語彙問題には自信があったので満点とりたかったですが、4問間違えました、、、。
注意!発音を覚えていない人はまずは発音。聞いてわかるようにしましょう。
長文読解
使ったテキスト
- 全ての文章を精読する
- そのあと1日30分、音読しまくる
音読するときは意味を考えながら音読します。
一つの文章を大体3回くらい繰り返すと、意味をとりながら音読できるようになります。
音読していると、口の筋肉が疲れてきますが、それは英語を話すときの筋肉を使っている証拠。疲れれば疲れるほど「私は英語を喋ってるんだ!!」とポジティブに考えると効果大。
英作文
使ったテキスト
- 1日2テーマ、ひたすら写経(覚えなくてOK)
賛成か反対を決めて、1題のサンプル問題につきどちらか、ひたすら書き写します。
全部で30題のサンプル問題が載っています。覚えませんでした。
ひたすら書き写すと、自然に表現や内容が頭に入り、それらを使って自分の表現で書けるようになります。
ただ、写経は賛否両論あるので、合わない人もいると思います。
自分で考えて文章を作り出す練習をひたすらする方法の方が合う人もいるので、自分に合った方法を探してください。
私は自分で作り出すにも、元の知識や表現が圧倒的に不足していたので、写経しながら表現を自分にストックしていきました。
面接
対策期間は3週間。
一次試験は落ちたと思っていたので、全く対策していませんでした。合格を知り、慌てて取り組みましたが、その時点で二次面接は3週間後に迫っていました。
使ったものは、過去問問題集と、オンラインで予想問題等を探しました。
実は一冊テキストを買ったのですが、書いてあることが高度すぎて心が折れそうになったので、ほとんど見ていません。
テキストや模範解答などはレベルが高すぎるし、真似しようとしても覚えられないので、やらない方がいいです。やらなくても受かります。
過去問や予想問題をピックアップし、まず自分の意見(賛成か反対かなど)と理由を二つ、日本語で考えます。
問題の意味がわからなければ、Chat GPTに聞けばなんでも教えてくれます。理由が浮かばない時も、Chat GPTを使います。「これについての理由を二つおしえて」という感じで。
日本語である程度まとまったら、それをChat GPTに英訳してもらいます。日本語が難しいと英語も難しくなるので、なるべく簡単な日本語で考える方がいいです。それでも英語が難しい場合、「もっと簡単な英語で」などと打ち込むと、簡単にしてくれます。
それらをもとに、簡単なスピーチ原稿を作るのですが、これは長くなりそうなので、別の記事で説明します。
英検1級一次試験の結果
点数はギリギリだけど合格!!
私の苦手はやはり長文読解です。
と思っていたのですが、リスニングの低さにもびっくり!!
長文対策は圧倒的に時間が足りなかったと思います。文単をもっと音読したり、洋書をたくさん読むべきでした。
長文読解はすぐに力がつくものではないなと痛感しました。時間がかかるんです。
英作文は割と点がとれました。文法が正しく、問題の意に沿った答えなら、簡単な文章でも点数がもらえるようです。
ひたすら筆写したことで、何かに乗り移られたように、スッと書き進めることができました。不思議な感覚です、、、。
まとめ
結論
リスニングとリーディングが合格点に届かなくても、英作文が良ければギリギリ受かる。
ということなのでみなさん、英作文のテンプレートをひたすら筆写しましょう。
リーディング力やリスニング力を伸ばすのにはそれなりの時間がかかりますが、
英作文の筆写は、3ヶ月、毎日2題ずつ筆写することで、ある程度は書けるようになります。
単語も毎日100や200みていくと、ある程度は頭に入ります。
英検準1球に受かっている人なら、3ヶ月で合格まで持っていくことは可能です。
注意点
2024年度から、英検の問題形式が一部変わりました。
英作文だけでなく、要約問題が追加されましたが、これについては私は未受験なので、他の方のブログ等を参考にしてください。