カランメソッドの仕組み
カランメソッドとは
カランメソッドは、イギリスのロビン・カラン氏によって作られた言語の教授法です。カランメソッドを使えば、4倍のスピードでスピーキング力を伸ばすことができると言われています。
公式サイトから
The Callan Method is a fast, fun and dynamic way to learn English or Spanish. With the Callan Method you will soon be speaking the language fluently and confidently, as well as passing exams. The Callan Method is taught at Callan Accredited Schools and through Callan Online
カランメソッドは、英語やスペイン語を早く、楽しく、そしてダイナミックに学ぶ方法です。カランメソッドを使えば、すぐに言語を流暢に自信を持って話せるようになり、試験にも合格できるでしょう。カランメソッドは、カラン認定校とカランオンラインで学ぶことができます。
ルール
カランメソッドにはいくつかのルールがあり、必ず守る必要があります。
まず最初にレベルチェックをしてもらいます。
カランレッスンのテキストはステージ1〜12まで。私の最初のステージは2でした。
レッスンは、英単語の導入→質問→リーディング、の順にすすみます。2回目からは最初に前回の復習をしてから、英単語の導入に入ります。
質問は2回。講師が超早口で2回質問します。緑の太字は、答える時にくり返す箇所です。
ステージ1質問例(英検3級程度)
Are you sitting on the chair?(2回)
Yes,I’m sitting on the chair.
ステージ6質問例(英検準2級〜準1級程度)
What do you suppose would happen if there were suddenly no water in the world?(2回)
I suppose we’d all die of thirst if there were suddenly no water in the world.
ステージ12質問例(英検準1級〜1級程度)
When travelling abroad, do you tend to take a large and spacious suitcase or a more compact form of luggage such as a backpack?(2回)
When travelling abroad, I tend to take a……….
ここに出てくるtravelling はイギリス英語なので、l(エル)が2つになっています。ちなみにアメリカ英語はtraveling。
このように、カランメソッドはイギリス英語を基本にしていますが、「英語」と言う言語においては同じなので、困るほどの違和感はありません。
レベルが上がると、ただくり返すだけでなく、自分の意見を言うところも出てきます。
私は自分の考えや意見を述べることに慣れていなかったので、これ関係の質問が苦手でしたが、くり返し質問されているうちにだんだん慣れてきて、サッと答えられるようになりました。
日本人は欧米人と違い、「自分の意見を言う」という教育を受けていないので、苦手な人が多いんじゃないかなと思います。
カランメソッドは、「自分の意見をサッと口に出す」という訓練にもなります。
カランレッスンを受けられる正式認定校
日本でカランレッスンを受けるには2つの選択肢があります。どちらもオンライン英会話スクールです。
カランメソッドを使ったレッスンは、正式に認定されているスクールしか開講できません。
それぞれの公式サイトで、カランメソッドについて詳しく説明されています。
ネイティブキャンプ
QQEnglish
実際カランレッスンを受けてみた感想
私は両方のスクールで体験を受けました。どちらの先生もとても上手でしたが、システムや料金等の理由で、ネイティブキャンプに決めました。
レベルチェックの結果ステージ2から始め、ステージ8まで進みました。途中で一度やめていたこともありましたが、、再開しました。
再開した時は時間が経っていたので、再びレベルチェック。なんと2レベルも落ち、ステージ6からのスタートでした。それからまたステージ8まで受けました。
結局カランレッスンを受けたのは、お休みも含め、トータル3年間ほどでした。
上達したこと3つ
最初は先生の後についていくのに必死でしたが、レベル8までいった頃にはこんな効果がありました。
英語を発話しやすくなった
日本語を話すときに使う筋肉と、英語を話すときに使う筋肉は違うのを知っていますか?
最初の頃は、毎回カランレッスンの後は口の筋肉がとても疲れました。
それだけ使う筋肉が違うのです。
英語を話す筋肉が鍛えられるようになり、発話もだんだんスムーズにできるようになりました。
今現在私は、オンライン英会話で毎日1時間英語を話していますが、口は全く疲れません。
瞬間に答える力がついた
カランレッスンはとにかく早い。モタモタしているとどんどん進んでわけがわからなくなります。
25分間(この中には単語導入、リーディングも含まれます)集中して聞き取り、瞬時に発話するので、瞬発力がつきました。
自然に口からフレーズが出てくる、ということも体験しました。
リスニング力がついた
これは意外かもしれませんが、英語をしっかり聴き取り、シャドーイングをすると、リスニング力が鍛えられます。
聞き流すだけでなく、聴き取ってしかもそれを口に出すことで、リスニング力が格段に上がりました。
ステージ12(最終ステージ)までやらなかった理由
最終的にステージ8に到達した頃には、簡単な文章なら正解に言えるし、簡単な英作文ならできる、という状態でした。
毎日カランレッスンを受けていたので、英語が自然に浮かんできたり、口から出たりもしました。
とても調子は良かったのですが、この頃には講師の質問文が長すぎて、全部覚えられないし、覚えられないから講師の模範解答を真似しているだけ、みたいになってしまいました。
自分で考えて発話するのではなく、ただただ必死におうむ返しをしているだけになってしまい、上達を感じられなくなりました。
なので私はそこからフリートークに切り替え、今現在も続けています。
カランレッスンがおすすめの理由
カランレッスンを受けるには集中力がいります。25分間、まるで訓練です。
私にとってはその「訓練」が楽しかったのですが。
「4倍の速さで習得できる」というキャッチフレーズにも納得できるくらい、毎回充実した25分間でした。
特に初心者の方は上達を感じやすく、最初に一気に加速することで英語学習へのモチベーションが上がります。
ある程度レベルが上がったら、フリートークや他のレッスンに変えてもいいし、最高ステージの12まで頑張るのもいいと思います。「楽しい!」「上達してる!」と思ったら続けるべきです。
カランレッスンはとても人気のレッスン!!
自分に合ったレベルから始められるので、ぜひ受講してみてね。